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ノートで思い出すいいだ  準備編


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最初から2番目くらいに描いたシンデレラボーイ装置のデザイン画。

3つの舞台のある装置を作るのを思いついたのは、

いつも場転に時間がかかるし、

でもずっと同じ舞台は飽きるし、

と考えてたら思いついたと思う。たぶん。

これ描きながらみんなに説明した。

最初はカーテンではなくフタのイメージだった。

人形は上から操るタイプにしようとか思っていた。

舞台の行き来が出来なくなるので断念。





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材料を考えるために書いたメモ。

装置の下に人形操作者が隠れられるスペースをつけた。

そこも木材で作ろうとしてたけど、それだと重いし、持っていけないということで、

斜面君提案の100均で売ってるスツールの材料を応用した軽くて丈夫な装置になった。

バラバラにするとすごくコンパクト。でも斜面君しか組み立て方がわからない。





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舞台用装置の方も、分解できなくてはなかなかったので一筋縄ではいかず、

みんなで頭をひねった。

出来てみると3つの箱をつなぐという一番シンプルな形になった。

やっぱりその方が壊れにくくていい。





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カーテン部分は横に開くタイプも考えていた。

でも開いた後、布が邪魔になるので、

ブラインド方式が採用された。

配色もいろいろ考えた。

当初はもっと部屋っぽい感じにしようとしていたが、

もっとシンプルなほうがかっこいいと思いなおしたので、

色だけの空間にしたのだった。





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人形は当初ひょっこりひょうたん島みたいに、腕に棒が付いて操る形にしようと思っていた。

でも、まだ人形が出来ていないときに、棒だけ持って練習してみたら、

その方法だと両手を使わなくてはならず、狭い場所では使いづらいとわかった。

こうなったら、片手で人形の手を動かせるようにするか、いっそ動かない人形にしようと思ったが、

手を動かす仕掛けを、過去の記憶とか頼りに作ってみたら出来そうだったので、

その方法でいくことにした。





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人形を作っているうちにだんだんリアル思考になり、当初のイメージを忘れる事態に陥る。

路線を外れないように、イメージを固めておく。





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人形の髪型とか服装とか考えた。

箱の色が赤・青・黄の3色なので、

どの場面にも登場する人形は緑とか、ピンクとか、

限られた色しか使えないことに気づき、ちょっと悩む。

結局白が一番目立つと分かり、白をベースにキャラクターに合った色をつけることにする。





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演出を考えるために描いたメモ。

今回は人形の動きに加え、カーテンの開け閉めも重要だったので、

自分が分かりやすいようにイラストにした。





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本番直前に講師の先生の指導で演出が結構変更になり、

わけが分からなくなったため、深夜にもう一度かいたメモ。

眠かった。

下のは胃腸ちゃんが分かりやすく書いてくれたきっかけ表だが、

私には分かりにくい。

A型とB型の違いか。





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おまけ

毎年いいだでみんなが着るノイT用デザイン。

みんなが着るので責任重大な仕事だが、

気負うと面白くないのでゆるゆると描く。

暇なときにテキトーに描いたイラストが採用される。

出来上がってみたらちょっと失敗してNEUの字が消えてしまった。

まあいいや。









宇宙












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