こんにちは、ねごとです。 ときどき春の気配が感じられるようになってきましたが、まだまだ朝晩冷えますね。 みなさま風邪にはお気をつけください。 さて、突然ですが、この人形のことをご存知でしょうか? ご存知の方には、もしかしたら「どの公演で観たか」も合わせて聞くべきかもしれませんね。 この子の初登場は2014年新人・いいだ公演「名人伝」、わたしがデビュー時に使ったお人形です。 この時の役名は「嫁」と、きわめてシンプルでした(他の役にはちゃんと固有名詞があったのに……)。 こんなに可愛い顔をしておきながら、主人公紀昌くんという「弓の名人を目指すぜ!」などと突然言い出す所謂NEETな夫をもつなんとも苦労人なお嫁さんの役柄でした。思わず同情しちゃいます。 ちなみによくうさぎと間違えられますが、当初の設定は狐でした。 その後も、「嫁」ちゃんはいろんな演目に再登場し、次々と嫁入りをしていきました。 その紹介をば。 まずは2016年冬の外部公演「なかよし」にて、「うさぎのみみちゃん」として登場。同じく名人伝で使われた甘蝿老師も、みみちゃんのおじいちゃんとして初の共演を果たしました。 次に登場したのは、2016年卒業公演「続・銀河鉄道の夜」。 ここでは中の人はおとうふちゃんに変わり、ジョバンニのお母さん役をつとめました。 さらにさらに、2016年10月に行われたカモメの玉子さん卒業公演では主人公のちよと友達になる病気がちな妹の役を。 この時が、新入団員亀戸ちゃんの人形劇デビューとなりました。 はじめは「嫁」というシンプルな名前しか持っていなかった人形が、たくさんの名前をもらって、生まれ変わり続けてここまでやってきました。 それってなんだかすごく嬉しいことですよね。 先日の亀戸ちゃんの自己紹介記事では「うさぎのお嫁さん」との記述にこっそり(それうさぎとちゃう……きつねやで……!!!)と脳内ツッコミをきめていたねごとですが、ひょっとすると正解なんてなくて、その人がそう思ったお名前がその子の名前なのかもしれないですね。 そして…… 今週末に行われるSONICさんの冬公演では、同時上映のお話会にこのお人形をはじめとするパペットたちが登場します。 そこでも、嫁ちゃんはまた違ったお名前がつけられているみたいなので乞うご期待。 人形劇をしたい!と言ってくださった演出のノ...
茨城県つくば市、筑波大学の芸術系サークル。主に中高生以上をターゲットとした独特な作品の制作を続けています。劇団名は「ノイ」、ドイツ語で「新しい」の意。国内最大の人形劇の祭典「いいだ人形劇フェスタ」への上演参加や、小学校・保育園等への出張公演など、学外での活動も積極的に行なっています。