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12月, 2019の投稿を表示しています

新入団員のご挨拶‐霜月・「リア王鑑賞」感想

初めまして、秋から入団しました、霜月と申します。ブラジルから短期留学で来ました。一学期だけですが、できるだけお役に立ちたい気持ちです。  「霜月」というのは、私のNEUネームでございます。NEUネームとは、劇団の中で使われる、特殊な名前のようなものです。新入団員が入る時、先輩方が連想ゲームをして、いくつかの候補が出されます。他にも、「古本屋」や「マッポ」などあったのですが、どうも風流で綺麗だという理由で「霜月」を選びました。  ものづくりや劇をやったことはありますが、人形劇そのものはこれが初めてです。こういった芸術的制作には以前から興味を持っており、筑波大学で人形劇団があると知った時には、早速見に行こうと思いました。  先週末には、先輩方と一緒に、ひとみ座さんが翻案した、シェイクスピアの「リア王」を鑑賞しに行きました。生で大人向けの人形劇をみるのは、これが初めてだったと思います。    最初の印象としては、ただひたすらかっこよく、レベルが高いと感じました(少しチープな感想で申し訳ないのですが)。アリストテレスも言ったように、このような悲劇作品を観ると、魂が浄化されるような感覚がします。鑑賞し終わった数分後は、作品の力に心が押し潰されるようにもなります。  操演技術、演出、音楽など、すべての完成度が高く、とても見ごたえのある演目でした。人形は等身大で作られ、まるで生きているようにも見えました。特に私の注意を引いたのは、「キャラクターの死」の表現方法でした。ひとたたび演者が人形を離れれば、人形は「物」となり、「死」を迎えます。当然のようでもありますが、私には、これが何かとてつもなく衝撃的に感じられ、はたや人間自身の死にも繋がるように感じたのです。  そのようなことで、先輩方のお世話にもなり、これからもご迷惑などお掛けするかもしれませんが、頑張って人形劇に携わっていこうと存じております。 ひとみ座さんのホームページ: http://hitomiza.com/ 人形劇団NEUでは、随時新しいメンバーを募集しています。公式ツイッターにおいて作業、公演などについて常にお知らせしているので、是非お越しください。 https://twitter.com/tsukuba_neu

「らくご人形劇」初演を終えて / 卒業公演上演時期のご案内

また自転車で転倒しました。宴です。 今度はハンドルから繋がるフォークの軸が歪んだようでかなり落ち込んでいます。なおクラッシュ原因は雨で濡れたタイル、現場は第3エリア噴水横です。 みなさん自転車へ乗る際はお気をつけください。明日自転車屋さんへ行ってきます……。 冒頭から雰囲気を落としてしまいましたが()、今回は嬉しめのご報告です。 Twitterなどでじわじわ作業をお見せしていた 秋公演作品「らくご人形劇」が、先週の外部公演で無事初演を終えました🎉 古典落語より題材をいただいて、今回は 「山号寺号」「まんじゅうこわい」 の2本を制作。低学年向け、およそ20分ほどの小さな作品となりました。 まずは何よりですね。 やっと……新作の上演が……できました!! 実に1年3ヶ月ぶり!! 過去作品の再演があったり、他作品の制作でトラブルがあったり、パネルシアターなど小作品の上演機会が続いたりで、昨年夏制作の「おとしもの」以来ずっと新作の発表がなかったのですが、ようやく新しい作品を出すことができました。しかも外部のイベントへお招きいただいての出張公演です。演出としても座長としても、またなんとか新作完成に辿り着いたことにとても安堵しています。 また今回の作品は いろんな「ひさしぶり」がありました。 まず低年齢向けにちゃんと美術を作る作品を投入するのは、もういつぶりかわかりません。完全なケコミ作品 (幕の上に人形を出し、下から役者が隠れて演じる形式のこと) も、昨年の外部公演以来およそ1年ぶり。さらに、人形の手に長い「差金」をつけ操作する手法も、2017年度の卒業公演以来およそ1年半ぶりの復活です。各分野ともに復活に際してのドタバタがありましたが、なんとかなったようです。 そしてさらに!今回の公演は、今年度 新入生の「ぼんぼり」の初出演 、秋から参加している短期留学生の 「霜月」の初現場 でもありました。2人とも、制作・稽古期間も含め、とても頑張ってくれました!初めての公演現場でも無事に役目をこなすことができました。次回公演でのさらなる活躍が期待されます。 会場スタッフ一同。左は今回初現場の霜月氏 各方面を褒めたところでちゃんと反省もします。制作・稽古に関わるスタッフが少なかったこともあり、荒削りな点もいくらか見られました