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シアターグリーンのコロボックル


今日は池袋、シアターグリーン学生芸術祭に行ってきた。

友人が出てる芝居を見てきたりその友人の友人(※自分は彼女とも友人関係にあるかもしれないがここでは理由もなく友人の友人と記した)と一緒にハーゲンダッツの幻を追いかけたり、帰りの電車賃をその友人の友人の厚意で貸してもらったりしたわけだが、それより不思議な体験をしたのでここに記す。(※無理して読むほどのことでもなく、また長文なので無理しないほうが良いと思われる。加えて、この記事はさまざまな事情からいつ削除されてもおかしくない事をお教えしておく)



シアターグリーンは、南池袋公園のそばに立地し、シアターグリーン通りに面し、複数の寺に囲まれているのだが、そのシアターグリーンのそばの自販機でお茶を買おうとしたときだった。

自動販売機の陰に、一人の小人を見付けた。

そのときは雨など降ってはいなかったが、蓮の葉のような形の傘を手に持っていた。

自分はそりゃもうびっくりして友人の友人に教えたのだが、友人の友人にはその小人が見えていないようだった。

その小人は混乱する自分になれなれしく語りかけてきた。

自分はその小人を『コロポックルに違いない』、と思った。友人の友人はふた月も前に成人していたので、『友人の友人がコロポックルを見ることの出来ない理由はそれだ』、と自分は考えた。

自分はコロポックルの存在を必死で説明しようと試みたが、友人の友人(※以下、彼女のミドルネームをとってSさんと呼ぶ。が、この記事では以下に彼女は登場しないので無意味)はただただコロポックルと会話する自分を哀れむだけだった。



そういえばこのコロポックルという小人、時にコロ『ボ』ックルと表記されることがある。

コロ『ポ』ックルとコロ『ボ』ックル、どちらが正しい表記なのだろう。

山岸涼子の代表作『妖精王』に表記してあるとおり、コロ『ポ』ックルが正しいのだろうか?

正解は『どちらも正しい』である。

アイヌ語では p と b は同一の音素で区別されない。

よってコロ『ポ』ックルともコロ『ボ』ックルとも呼ばれるのだ。

他にも『アボカドとアボガドどっちが正しい?』とか考えたことがあるかもしれない。

以前、俺がアボ『カ』ドだ、と言っているのにアボ『ガ』ドでしょ?なんて返してきた奴がいた。

この俺が『カ』だと言っているのにもかかわらず、それに逆らおうなんてとんでもない、

俺はそいつが嫌いになった。

大体そいつときたらいつも相手のことなどお構いなしに喋りっぱなしだ。

こないだついカッとなって頭を引っ叩いてやったんだ、そしたらそいつ、なんて言ったと思う?

岩ガメだって子ガメの話を…



とっくに開場していたし、自分はこの汚い小人の話を聞くのがだんだん嫌になってきていたので、さっさと中に入ることにした。

憎たらしい小人は受付までついてきてキーキーわめいていたが、受付の人が置いた差し入れの酒瓶の下敷きになって潰れた。

受付の人にも、小人は見えていなかった。



ぐるぐる












コメント

  1. ゾッとする話ですね。昨日夕方から雨が降りましたがそれを予想していたようにちゃんと傘を持っているところがすごく生々しくて嫌だなと思います。

    Φ's

    返信削除
  2. いいな、19才。

    返信削除

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