スキップしてメイン コンテンツに移動

これまでとこれから、「おとしもの」の旅


飯田駅前で、わさび茶漬けの素を宣美担当の水田氏と割り勘で購入しました。演出の宴です。

長い長い11日間のいいだ滞在を終え、中央本線で爆速つくばっくしたのがはや10日前。今年は帰りに台風とこんにちはするようなことがなくてよかったですね。行きと同じく8時間半の旅で済みました。

- - -

10日(金)11日(土)で、新作「おとしもの」のいいだでの初演が終わりました。2ステージでおそらく100名近い方に見ていただけたのではないでしょうか。ご来場ありがとうございました!

宴にとってはノイ2年目、高校演劇部の3年も含めても、舞台を作る側5年目にして初の演出作品でした。制作開始から2ヶ月あまり、ほんっっっとに心臓に悪い人生を送ったので、今はただただ初演を無事終えられたことに安心しています。

f0163746_23455707.png
いいだでの初演が終わった時の様子。交流のある他大学の学生さんたちをはじめ、大勢のお客さんに見ていただけました。


本作は、ノイにとっていろいろ未知の泥沼に踏み込んでしまった作品でした。

・いきなりアカデミー賞受賞の作品を原作に据えてしまったのも、
わけのわからない構造の人形を作ってしまったのも、
やたらめった重たい大道具を作ってしまったのも、
音楽を全部外注オリジナルにしてしまったのも、
・(ノイ的に)かなり本気な照明仕込みを要求してしまったのも、

全部演出が「これやりたい!!」ってワガママ言った結果にほかなりません。
計画通りに進んだもの、運良く実現したもの、いいだ公演時点ではボツっているものなど色々ありますが、それでもかなりの取り組みを無事舞台に出すことができました。嬉しいです。

f0163746_23285728.jpg
f0163746_23285987.jpg
人形の構造設計をしていた時の様子。作り方から特殊なものを採用したので、まず試作から進めていました。

f0163746_23324360.jpg
演出宅で人形の塗装をしている様子。右側でやたら楽しそうなのが演出。


いいだでは人形劇団むすび座のみなさんに、前日の演出指導で大変お世話になりました。初めて通し稽古をお見せした直後から、ものすごい量のツッコミとアイデアを投げ、演出を一緒に考え、さらには追加のものづくり部材を買いに走ってくださりました。とっちらかっていた舞台がかなり整理され、見違えるように見やすくなりました。本当にありがとうございました。

私事ですが、宴は小さい頃から何度かむすび座の作品を見たことがあり、迫力と美しさを兼ね備えた舞台が大好きでした。そんな憧れの劇団さんに直接指導をいただける機会がくるだなんて。しあわせなことですね……。
(ちなみに、自分のつける演出が昔見たむすび座作品に影響を受けていることは、むすび座のみなさんには全部バレていたようです。あなや。)

f0163746_23351532.jpg
むすび座のキャストさんに小道具の使い方について指導をいただくの図。ちなみに宴、12年前にこの時のキャストさんの出ていた作品を見ていた模様。

- - -

紆余曲折ありながらも、いいだでの2公演は無事終了しました。次回は我らがホームタウンつくばでの公演です!アンケートや合評会でいただいた温かいお言葉を糧に頑張ります〜〜!


つくばに戻ってきてからもまだまだ新しい取り組みが続きます。

・まず、今回の作品「おとしもの」は、つくば公演までに2回の出張公演@小学校があります。何回上演するんだこの舞台。つくば公演まで合わせると、8月中に実に6回の上演予定です。
小学校の観客のみなさんへのアプローチはもちろんながら、つくば公演までに回数を重ねてさらなるクオリティアップを目指します。

f0163746_23423213.jpg
早くも先週行って来た小学校公演の様子。低学年のパワーに押されまいと宇宙人くんの応援を頼みました(客席中央にちらっと見えてる)。

・さらに、今回のつくば公演はなんと学外施設が会場です。駅から徒歩圏、ロケットが目印・エキスポセンター向かいの「つくば市民ギャラリー」での上演を実施します。
念願の天井が高くて広々な会場です(しかも冷房が効く)、やったー!詳しくは当日のお楽しみですが、この広さを活かした演出を用意しています。お楽しみに。

f0163746_23392414.jpg
会場下見に行った時の演出。意外と広くてテンションが上がっている。

- - -

限界までいろいろ盛り込んだ公演、あと1週間ちょいになりました。
だらだら書いてしまい、何言いたかったんだか自分でもわかんなくなってきましたが、とにかく来てください、はい。いろんな人に見て欲しい作品ですし、僕にとっては大好きな作品になっています。ぜひぜひ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。残り期間も稽古頑張るぞー!宴でした!





- - - - - - - - -

【公演情報】

f0163746_23490046.jpg


「おとしもの」
 ーやるべきことが他にたくさんある人たちのための物語ー

原作:ショーン・タン「ロスト・シング」
 原題 "The Lost Thing" 岸本佐知子訳、河出書房新社 2012年

「せかせかして、いつも忙しくなった僕たちが、
なくしちゃったものってなんだろう?」
夏の海辺で「ぼく」が出会ったヘンテコな生き物は、どこにも居場所のない「迷子」だった。
こんなに奇抜な格好をしているのに、誰もそいつに見向きもしない。
ぼくはそいつの帰る場所を探しに、旅に出る……。

後援:つくば市教育委員会

会場:つくば市民ギャラリー
 つくば駅から徒歩5分、ロケットが目印「つくばエキスポセンター」向かい。(地図)
上演:① 8月30日 15:00開演
   ② 8月31日 16:00開演
 開場は開演の15分前。入場無料、全席自由。
 上演時間は約30分。

※大人向け作品ですが、小学校低学年ごろからも楽しめます。

【お問い合わせ】
筑波大学人形劇団NEU
email: tsukuba.neu⭐️gmail.com
Twitter公式LINEでもお問い合わせやご質問をお受けしています。ぜひご利用ください。













コメント

このブログの人気の投稿

4月1日はエイプリルフールで「お逝きなさい」は空高くスカイハイ

ぐるぐるです。 忙殺される原因を洞察しようと思索に耽ることで倒錯の世界に逃避し、結果として忙殺されるのだという考察に私が初めて至ったのは、いつのことだっただろう?私がそれに気付かされるのはいつも決まって多忙な時である…(こっから回想シーン)。 というわけで例によって実習室にこもっています。例によるというけれど、僕は何もいつも実習室にこもっているから今ここにいるわけではありません。例によってやることがあるからです。もちろん、僕にやることがあるのも、例によるからではありません。この場合例によるというのはつまりその、なんていうか、うまく言えないんですが、というより認めたくないんですが、要するに僕はいつも実習室にこもっているんだってことなのです。例とはこれまでの事例のことを言うんですもんね、当然ですよ。最近自分の進路について、非常に悩んでいます。悩んでいるというよりは悔いております。なんでもっと早く動き出さなかったンなろうなーって。数学を勉強しない学類に入って数学の教師になろうなんて、ね。自分で勉強する方法はあったのに。少なくとも大学にいるうちの方が絶対に勉強に時間を割けるのに。今日は県職員の採用ガイダンスに行ってきました。地元だったんで知り合いに会いましたよ。まぁその知り合いはともかく、周りは自分よりよっぽど真剣に卒業後を考えてるんだろうなーなんて考えてました。今からでも頑張ります。はい。でも頑張りたくないんです。これは困りましたぞ。やりたくないことばかりやってる気がする。こうやってノイブログに愚痴を書き込むのだって、逃避としてやっているのでしょう。逃避って、嫌なことから逃げるときにするものなのに、逃避としてやってることって、楽しめないんですよね、当り前か。ぷよぷよがいかに素晴らしいゲームであっても、逃避場所としての素晴らしさは持ち合わせていないのかもしれません。逃避としてなら部屋の掃除の方がよっぽどいいですね。結果が生活の中に残るから。まぁ僕の今までの人生基本的に逃げでした。消去法で選ぶんですよ。逃げても逃げても、今まではなんだかんだで道がありました。これから先にも道があるのかどうか、僕は不安です。楽な方に逃げたかったのに、どうしてだか辛い方に逃げてきました。結果、やりたくもない勉強をしなければならない。やりたい勉強、というものを僕
残暑も日ごとに和らぎ、 さわやかな秋晴の季節となりました。 皆様 いかがお過ごしでしょうか 。 座長 のみつゆです。 私が座長として公に文章を書くのは今回が初めてではないでしょうか。表に出る機会はそれほどないのですが、どうぞお見知りおきを。 さて。今回は近況報告、ノイが最近何をしているのか?というお話です。最近、といっても今年の4月くらいからの活動ですね。 とはいえ、人形劇作品の制作、仕込みの練習、作品や人形美術の鑑賞など、活動はいつもと変わりありません。今年はたくさんの新入生が入団してくれたのでとても賑やかです。練習で一緒に人形を動したり機材を組んだりすると、こちらも新しい発見があるので刺激的ですね。何より感性がフレッシュ。優秀でいい子たちです。 現在は対面活動が制限されているのでリモートで作業をしています。このあたりは昨年リモート制作の際に試行錯誤したノウハウが生かされてるかなと思います(多分……)。毎年参加しているいいだ人形劇フェスタは規模を長野県内に縮小とのことで、残念ながら参加は見送りに。私は一度も現地に行ったことがないので、来年こそは行きたいですね。 人形劇の制作ですが、現在新作を制作中です!前回の公演は2020年の2月、なんとノイでは1年半の間公演を行っていないのです……。 このブログを読んでいる方の中には、次回作を今か今かと待ち遠しく感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。長い間お待たせして申し訳ございません。 皆様に届けられるよう、現在ノイ団員一丸で製作にあたっていますので、今しばらくお待ちください。 今後の情勢にもよりますが、秋には何らかの形で公開の予定です。 では、今回はこのあたりで。いずれ愉快な新入団員の愉快な記事が公開されるのでお楽しみに。

舞台裏に魅せられて:作品を支える機材&取り組み

壊れていた自転車のチェーンカバーがついに直りました。宴です。 1年から乗り続けて4年目に突入した宴's チャリですが、つくば-東京を往復したり山登りをしたりで走行距離をガンガン伸ばしており、あちこち修理を重ねて現在に至っています。 卒業まで最低でもあと1年は乗る予定です。もう少し頑張ってくれ…… さて今回のブログ、ノイの 機材や道具に隠された秘密 をご紹介したいと思います。 学内外を問わずあちこちを飛び回って公演をしているノイですが、筑波大の劇団サークルとしては最も小さい団体です。 舞台設営や上演に使う道具を改良し続け、少ない人数でも公演が打てるよう様々な取り組みをしています。 【舞台設営】 筑波大の演劇サークルで唯一、学外でも公演をするノイ。舞台は全て持ち運んで、あっという間に組み上げられます💪 どんな場所での上演でも、妥協のない舞台をお届けするのがモットーです。普段はお目にかからない設営風景をどうぞ! #ノイ新歓2020 pic.twitter.com/9QMENcY8s9 — 筑波大学 人形劇団NEU / Puppetry Troupe NEU (@tsukuba_neu) May 6, 2020 この記事を書いている宴(情報メディア創成学類4年)は、何を隠そう 機材や道具が大好きで、メンテナンスや改造をしまくってきた張本人 です。個人視点でなにを書いてもいいって言われた(言われてない)ので、今回はちょっとコアな内容でお届けします!わあい! 【目次】 【もっと速く簡単に】舞台装置 【より綺麗に、より手軽に】音響・照明 ホールの環境に近い照明 オペレータの人数削減 まとめ <ちなみに>やっぱりすごいプロの技 【もっと速く簡単に】舞台装置 劇団系サークルの多くが単管と木板で組まれた舞台を作るなかで、 大量の幕でできたノイの舞台 はある意味特徴的です。背景となる大きな幕(大黒)や、役者を隠す袖幕などを並べます。 「おとしもの」より(@筑波大学中央図書館 / 2019) 「Compass」より(@学内教室 / 2020) この幕は、かつてはプラスチックの軽量パイプを組み合わせて作っていましたが、いくつか短所がありました。 (枠が歪むので) 寝か