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君のためじゃなくてあの子のため、それってつまり俺のため


ぐるぐるです。大晦日です。



 今年も終わりです。苦しい1年でした。我慢というか忍耐の年でした。今月は年忘れの会が4回。うち3回は3日連続でした。そして結局その次の日もつくばに残って飲んでいました。4日連続飲み会です。その中で『道端に咲いているような小さな幸せを摘みながら歩いて行くのが人生(大きな幸せ?)』みたいなことを聞きました。たぶん1年ぐらい前の自分も単純にそう思っていましたし、そういう風に生きてるつもりでした。そんな話を聞いても「そうだね」ぐらいにしか思わなかったでしょう。でも、お酒のせいでしょうか、そのときの自分はなぜだか急に幼さを取り戻し「どうすりゃいいんだよっ!その幸せを見落とさないためにはどうすりゃいいんだよっ!」とか叫んでちゃぶ台をひっくり返し、皆が呆気にとられる中泣きながら部屋を飛び出して行きました。なんてことはもちろん嘘ですが、彼が一つ一つの喜びに「小さな幸せ」なんて名前をつけたことに小さな苛立ちを覚える青い自分がいたのは事実です。この感情に「小さな苛立ち」なんて名前を付けたのは自分を無理に落ち着かせるためでもなければ大人ぶるためでもありません。落ち着いて思い返してみるに「小さな苛立ち」と名づけるにふさわしい感情だと判断したからです。思えばその日は初めから苛立っていました。迷惑掛けてないと良いな。若いです、自分。みんな苦労してるのに。こんなに情熱を持ってるとは思ってもいませんでした、笑っちゃいます。こんなに、ってどんなにだよ?それは自分にしか解りません。とにかく凄いんです。世界で一番です。少なくとも自分の世界では。

 大なり小なりある喜びを自分なりに求めていった結果、この1年はいろんな事のため、ひいては自分のために耐え忍ぶことになりました。結局あんまり「年忘れ」で「パーッと」って感じにはできなかったなーなんて思ってたのですが、苛立つ若き自分は突如お邪魔させてもらった飲み会でとりあえず落ち着きました。そう、そこで気付いたんです。



… I 先輩に抱かれるリラックマの可愛らしさに。



 今まで何度となくリラックマを間近に見てきましたが、ここまで愛しく思えるとは。飲み会の行われた部屋に居たぬいぐるみのリラックマは、ガサついてささくれ立った冬の心を暖かく優しく包み込んでくれました。もふもふした手応えのリラックマ、 I 先輩の枕になるRilakkuma、 I 先輩に投げられるりらっくま。年賀ハガキを買いに訪れたローソンに、たまたま裏面無地の、真っ白な年賀ハガキが置いてなかったがために、柄物を選ぶことになりました。しかし、そこはローソン。最早、選択の余地はありませんでした。リラックマ万歳です。まぁ、一過性の愛情だと思いますが。



どうでもいいですが、タイトル長いと日付が変に改行されちゃうんですよね。

それでは良いお年を。来年もよろしくお願いします。












コメント

  1. 常識なのかも知れませんが、リラックマって中に人が入ってる設定と聞いてびっくりしました。



    未だに妹に騙されてる気がしてならないんですが本当なんですかね?

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  2. 公式には「背中にファスナーが付いていて、下ろすとそこから水玉模様の布が見える」とだけあり、中身は不明です。

    絵本では着ぐるみを洗ったりするそうですが、そのときも胴体部分はクマなので、「複数着持っている」というのが通説?らしいです。友人いわく、頭部の洗濯は描かれていないので、「クマがクマの着ぐるみを着ている」んだとか。

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  3. リラックマのゆるぐあいもいいですが、

    私はリラックマが住み着いている家の、お姉さんが飼っているキイロイトリが好きです♪

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