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卒公千秋楽です(3/14追記)



おはようございます。ねごとです。
気合いを入れてぱっちり~の儀式をしたら威力が強すぎて二度寝できません。

とうとう、本日が卒業公演2018「encounter」の千秋楽となります。
いろいろとアクシデントがありましたが、昨日の初回公演を無事に済ませられました。
はじめての棒人形、はじめてのスタッフに挑戦する1年生…
1年生を見守り4年生を気遣いながら全体を支えてくれた2(3)年生…
卒展や研究室、入学試験などに追われながらも稽古をこなした4年生…
その他外部からのお手伝いさんも迎え、もはやノイ恒例となった多国籍軍で頑張っております。

ここでは、演出兼制作兼見えない中の人ほか…のねごとから改めて広報をば。

encounter……「うっかり出くわす・遭遇する」とか「出会い」とか、そんな感じの意味だと思うのですが。
今回の公演でもいくつかの「出会い」を描いています……そして「別れ」も。
それでいて、タイトルには宇宙と海……小さな劇団が調子にのってなんともスケールの大きな話にしてしまったものです。

わたしもまたノイでいろいろなものに出会いました。
ノイとの出会いがいろんな出会いを生み出し……面白い仲間たちだったり、素敵な人形劇だったり…はたまたお客さんだったり、自分自身の知らない一面だったり。

この広い宇宙で生まれた小さな何億分の1の「出会い」が、いったい何をもたらしたのか。
そんなことを考えながら、楽しんでいただけたら幸いです。


本日の公演は1B208教室にて、13:00~と16:00~の上演です。
お昼の公演には学外から特別ゲストの方が前座をしてくださるとのことですよ!

皆様のご来場、心よりお待ちしております!
がんばるぞ!

ねごとでした!!!






~~~~~~~~~~



さて、卒公が終わりました。
ねごとです。

卒業生のみんなにノイブログ書いて~~~!と頼んだのですが、様子を伺うばかりで誰も書いてくれないので、ねごとがこちらにこっそり書き足す形でお邪魔します。

これを書いた日は3月14日。わたしの誕生日なのですが、ノイのみんなには追いコンのときお祝いして頂いたのであまり実感はありません。
(その節はありがとうございました……ノイだけでなく、他のたくさんの関係者の方から祝電を頂いたのでこの場を借りて御礼申し上げます。皆さんからのお言葉しかと受けとりました!)

追いコンの模様はきっと他の卒業生が書いてくれるんじゃないかしら……ちらちら
ということで、わたしからは卒公のあとがきのようなものを語ろうと思います。すっきり纏まるように頑張ります(だめそう)


卒業公演encounter……終演から早くも1週間と少しが経ちました。
公演後はいつもこのくらいの時期が一番感傷的になってしまうのですが、今回は卒業公演ということもあり寂しさもひとしおでしたね。

色々と困難な局面もありましたが、何とか無事に終えることができました。
3回とも客席がみっちり埋まる程たくさんお越しいただいたお客さん方…外部からお越しいただいた特別ゲストの埼玉学園大学人形劇サークルねぎとろさん、つくばおはなしらぼさんによる出張公演……どれも普段のノイでは考えられない光景です。凄いことです…。
この度の公演に関わった全ての方へ、御礼申し上げます。

ここからはだらだら書くと長くなるので、ちょこちょこ分けつつ……

まずスタッフワークについて。
今回わたしの役職は「脚本・演出・制作・その他みえない中の人(録音台詞とピアニカ演奏)」ということで、こうしてあげてみるとまあ割といつも通り沢山やってたのですが…
それでも周りのスタッフさんが大変優秀で沢山助けていただき、ねごとの当社比的な感覚としてはとてもとても楽ができました……そんな公演でした。
うっかりミスが大変なことを招きがちな制作業務にも、やまびこちゃん(と、助手に水田くん)という大変頼れるサポートさんがいて……嬉しい……
そして今回何より嬉しかったのは、卒業生である時の鐘ちゃん、おとうふちゃんの2人に役者として立っていただけたことです(当初はわたしも舞台裏にいる予定だったのですが色々あったのです…この話は割愛)。
パンフレットに載る主要役職さんが殆どノイ団員だけって、凄いなって思いました。

1演目め、宇宙人くんの宇宙旅行について。
このお話は……とにかく、好き勝手なことした演目でした。
観客参加型の形態は、わたしの知る限り過去のノイには暫くなかったようです。(同じ話を2014年度卒のはっぱさんからも伺ったのでたぶん相当前から…)
ノイの謳い文句、「大人も子どもも楽しめる人形劇」の新しい切り口になったらいいなと思います。
あとは…本当に好き勝手書いた脚本なのですが、話の終わりかたが個人的にすきです。
幕間でも、何かを探す宇宙人くんが最後に行き着いた場所としてNEUの皆のところへ(カーテンコール)…みたいなことを自分の卒公でできて良かったです。

2演目め、ことだまの海について。
これもこれで、好き勝手した演目でした。
無声劇は2014年学祭の「きみのそばで」以来。しかも楽器で喋るサカナって?どうやって動くの???
……と、それはもうハチャメチャに模索しましたが、最後はものづくり担当兼サカナ役の時の鐘ちゃんが持ち前の腕前で何とかしてくれました。本当にすごい。本当にごめんなさい、ありがとう……
最後の最後まで同期びいきで恐縮ですが、彼女の力なしではこのお芝居は成り立たなかったんじゃないかと思っています。
サカナだけではなく、他の役者さんもはじめての棒人形と無声劇、はじめてのOHP操作でありながら、それを感じさせない技術力でもって演りきってくれました。
とてもとてもありがたいことです…いや本当ありがたい……。
それとサカナについて、アンケートに皆さんのいろんな解釈があったのが面白くてニコニコしてしまいました。
ので、お話の内容についてここではあまり触れないでおこうと思います。
わたしが思う「ことば」と「こころ」について人形劇にしてみる……という試みができたので満足です。

最後に。
この公演をやっていく途中で気づいたことなのですが、実はわたしの初演出作品「しあわせな王子」の演出あいさつでも出会いの話をしていました。本当に偶然なのですが。
お恥ずかしながら少し抜粋。

『出会いの力ってとんでもないなと私は思います。何でもないようなたった1つの出会いが、大学生活を…はたまた自分の生き方を大きく変えてしまう、なんてこともあるわけです。』

こんな感じでした。
なんでこんなこと書いたんだっけ…確か王子とツバメの出会いのことを言いたかったような気がする。
この時のノイは卒業生が抜けたばかりで、殆どねごと時の鐘の2人で新歓をやっており、ノイの行く末も今よりとても不安に感じていた頃でした。
これを書いた時のねごとに、今のねごとが何か伝えられるとしたら、
ノイとの出会いは、わたしの大学生活とわたし自身をカラフルに変えたよ、と。
それだけでなく、いろんな人との沢山の出会いがノイの運命も変えたよ、ノイはこれからもきっと大丈夫だよ、と。
教えてあげたいなと思います。

ノイのこれまでや他の様々な背景事情を見ると感じることですが、「卒業公演を打って卒業し、それを見送ってもらう」ということは、決して当たり前にできることではないと思っています。
あの時のわたしたちにとって自分たちの卒業公演を打つことは1つの大きな目標でした。
その目標が叶った今、嬉しいような寂しいような、まだ気持ちの整理がつきませんが、このような気持ちでブログを書けること自体もきっととても稀有なことなのだと思います。

とりあえず今はノイの新歓と次の公演が楽しみです。


……うおお、やっぱりいっちょまえにぐだぐだ書きすぎてしまいますね。
このお見苦しい長文を読んで何かを受け取ってくださる方も、ノイをここまで立たせてくれた「どこかの誰かさん」の一部なのかもしれない、と思って書いています。

これからも、お世話になったどこかの誰かさんに「ぼくは元気ですよ」と発信し続けていけますように。
最大限の感謝をここに残させていただきます。

本当にありがとうございました!!!
ねごとでした!!!!!















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