スキップしてメイン コンテンツに移動

【いいだ1日目】 いいだへの車窓から/「高丘親王航海記」鑑賞レポート


お出かけの荷造りを先延ばしにしまくった結果、睡眠時間2時間で泣きながら夜通しバッグに荷物を詰め込む羽目になりました。
こんばんは。電車の中で寝まくったのにまだ眠い演出の宴です。

毎年恒例・夏のいいだ合宿が昨日より始まっております!
長野県飯田市で開催される国内最大の人形劇の祭典「いいだ人形劇フェスタ」に、舞台鑑賞と遠征公演を兼ねて参加する大イベント。
飯田市って言ってわかります?ここですここ。長野県内では南の方に位置する街です。

f0163746_23242843.png

実は筑波大はここ数年、フェスタの会期と春学期の試験期間がウルトラヒットする惨事に見舞われています……。今年もいいだ入りは試験が終わった団員から順次、ということになりました。

1日目からいいだ入りしたのは、プリンの魅力のたゆまぬ布教を続ける我らが座長:やまびこと、やっぱり関西弁が抜けないままの演出:宴の2名です。
朝7時につくばを出発(二人とも朝まで荷造りしていたなんてそんな)。JRを乗り継ぐこと8時間半、夕方になんとかいいだに到着です。
いいですねいいだ!ワクワクしますね!去年はいいだでの上演が叶わず観劇のみだったので、団員2名は文化会館の前にノイののぼりが上がってるのとか、ガイド冊子にも紹介が載ってるのとかに無性に感動しました。

f0163746_07324908.jpg

到着も早々に、宿泊地の丸山公民館に荷物を放り出して観劇に向かいます。
いいだ一発目の観劇は、ITOプロジェクト「糸あやつり人形芝居 高丘親王航海記」


ITOプロジェクト(関西の糸あやつりに関わる有志で2001年結成)制作。天野天街(少年王者舘主宰)脚本・演出。原作は高丘親王の不思議な体験、奇妙な生き物との出会いを著した、幻想小説「高丘親王航海記」。澁澤龍彦の遺作であり、集大成と言われる。(公演紹介より)


技法は糸操り。西洋のものだと「マリオネット」として知られるあれですね。
ホールの舞台に1メートル足らずくらいの高さを作り、その背景の後ろにさらに高い足場を組んで操る形式です。

宴は過去に伝統系の糸繰り人形しか見たことがなく、現代のオリジナル技法な糸操りを見るのは初めてでした。
いやもう……びっくりするったらありゃしない……糸で操るという技をそのままに、こんなに自由な人形が作れるんだなぁという気持ちです。人形のパーツが本体から分かれ、別のパーツとくっつき、あっという間に見た目が変わる……江戸糸操りなど、伝統的なスタイルの操り人形劇では決して見られない光景です。
人形は全部で60体ほどあるとのことですが、そのかなりの数に大胆なからくりが仕込まれていて驚きの連続でした。これを、舞台に手を触れることなく動かせる人形遣いさんの技術も相当なものなのでしょう。

加えて、人形を舞台上方から遣うということ自体も糸繰りの強みですね!一瞬の暗転で人形が入れ替わる(舞台の台の後ろや上に飛ばしている)動きや、何度かあった宙に浮く演技など、操法の利点が活かされた演出が素敵でした。

もうひとつ注目すべきだったのが、力の入った音響と映像。人形劇にしてはドキッとするくらい大きくて殴るような音量と、随所で挟まれる映像による雰囲気づくりが、壮大である種不気味な世界観を引き立てていました。客席後方にあったリアスピーカは劇団の持ち込みだろうか(技術屋的感想)……。


この公演はウェブメディアの「SPICE」で、制作風景や演出の紹介が特集されているので、こちらもご覧いただければ作品の雰囲気はより伝わるかと思います。ぜひぜひ。

ギリギリになってしまいましたが、「糸あやつり人形芝居 高丘親王航海記」は本日も10:30〜@飯田人形劇場で上演あるようです。昨日時点ではまだ残席あるとのこと。お薦めの作品です!お時間ある方は劇場にGoしてくださいー!

---

1日目からいろんな勉強ができました。今日も一日頑張ります!Twitterの更新もご覧ください〜宴でした〜!















コメント

このブログの人気の投稿

入団から一年!超不器用団員が振り返るNEUでの一年間

 お久しぶりです!(はじめましての方ははじめまして!) 二年生になりました、ぼんぼりです。実家に帰ってしばらく、ついに固体のチョコレートケーキの生成に成功しました。(えっ?液体のチョコレートケーキって何?という突っ込みは野暮なのでお控えください) 入団からちょうど一年がたつということで、昨年度の公演について振り返っていきたいなと思います。(あくまで主観強めなので、制作や機材などを細かく知りたい方は別の記事やツイッターをご覧ください) まずは、秋にイベントの子ども向けスペースで行った落語人形劇、「山号寺号」「饅頭怖い」。 発泡スチロールを使った人形を使ったのですが、この発泡スチロールを切るというのが第一の試練でした。熱くなったピアノ線みたいなもので切っていくのですが、これがびっくりするほどするすると切れていき「えっ?これまっすぐ切れて……なーい!」曲がり具合はご想像にお任せします。 そして、完成した顔の大きさに軽く絶望したことを覚えています。「このサイズの顔に合う体を作らなくちゃいけないのか」と。 しかしこれは杞憂に終わりました。人形劇では、見えない部分って作りこまなくてもいいんです。そう、この人形、実は中が空洞になっっているんです。 それから、難しそうで難しくない、すこし達成感の得られるうなずきの仕掛けも作りました。一体作って自信がついた私は、「先輩が来る前に作業を進められるのではないか」と思って上機嫌で木材にドリルをあてがいました。異変に気付いたのはそれから五分後のこと。前は数十秒で空いた穴がいつまでたっても空く気配がない!そのとき、先輩がやってきて一言「ぼんぼりちゃん、それ逆回転やで」 それでもなんとか人形が完成して、「音とかつけて稽古してみるか」というところで気づいたことが一つ。「あれ?音響やる人いなくない?」子供向けの公演では客席整理が必要なので普通よりも人がたくさん必要になるんです。 私「これどうするんですか?」 先輩「防犯ブザーを改造して役者が音ならせるようにする」 私「防犯ブザーを改造」 そんなこんなで本番。思っていたより大きなイベントで非常に緊張しました。 このイベントでは三回の公演を行ったのですが、どれもたくさんのお客さんにお越しいただきました。中には「饅頭なんて怖くないよ」と突っ込みを入れて...

【新歓インタビュー】どういうところが楽しいの?

みなさんこんにちは!ノイ団員のみつゆです。先日、公演直前に道に迷い上演開始15分後に会場に到着するという夢を見ました。恐ろしすぎますね。 さて団員インタビュー第二段となる今回は、サークルの楽しさや人形劇の面白さについてせまっていきます。実は私みつゆは入団歴が1か月とノイで一番経験が浅いのです。おニューなNUE団員なのです。他の団員と過ごした時間は短いのですが、今回の対談でお互いの距離がちょっと縮まった気がします……! この記事は、 新歓企画 インタビューシリーズ の中の1本です。他の記事もどうぞよろしくお願いします! 【第1弾】 どうしてノイに入ったの? 【第2弾】 どういうところが楽しいの?(この記事) 【第3弾】 人形劇以外は何してるの? 登場人物 宴 (情報メディア創成4年) 芸術とハイテクの人。団員で一番人形劇に詳しい。頭にたくさんの知識やアイデアが詰まっている。バイト中だとポケットにおもちゃも入っている。恐るべし。 逆転満塁打 (比較文化4年) 演じて書いて何でも創る人。パフォーマンス意欲が高くて素敵。いつも楽しそう。動物に例えるならラッコだと思う(筆者の見解)。 ぼんぼり (教育2年) 優しさと思慮深さを兼ね備える人。手先が器用で、この1年でたくさんの人形を扱ってきた。新歓企画のリーダーでもある。ポケモンが好き。 みつゆ (地球2年) この記事の担当者。舞台の高揚感が忘れられなくて演劇を続けている。出身は岩手県だけどスキーは未経験。不器用だけどがんばるぞ!おー! 人形劇のどういうところが好き? ぼんぼり 私は人形が命を持って動いているという現実離れした世界に引き込まれて、人間劇以上に日常から離れられる感じが好きです。あとは、人間劇にも言えることではあるけど、工夫次第で表現の幅が無限にある所かな。 みつゆ 普段は何でもないただのものでしかないものが、手を加えられて舞台に上がった途端、まるで命が吹き込まれたように動きだすっていうのが凄く好きですね! 宴 抽象的な表現に強いところ。観客も想像力を働かせて観ることが必要かなと思う。それと、関わる人たちがプロもアマチュアもみんな優しくて(本当に)、表現に関する造詣が深いところ。話していてすごく楽しいですね…… 逆転満塁打 自分のか...

この夏は止まってくれないな(Side of Tsukuba)

部屋に折紙のリースを飾ってみたら、部屋が若干怪しげな感じを出し始めました、水田です。 いいだに行ってないお前がまた書くのか、と各所で聞こえてきそうですが、もう少しお付き合いください。 どうせ自分みたいな人間は現地に行ったら書かなくなるのですから。 さて、先日、パンフレットについて書くと言っていましたね。無事に大量生産終了しました。 そのご報告をしようと思った次第であります。ただ、その先に待っていたのはアンケートでした。 そしてそれを目の当たりにした私は、明日の自分に期待して諦めました。頑張れ、明日の自分。 それにしたって、いいだって凄いですね。今までに聞いたことない部数のパンフを作成しました。 去年より圧倒的に一部当たりの作業は削減されてるはずなんですが、なぜか全体の時間は去年と同じくらいかかっているという…。 そんな訳もありまして、いよいよ相棒であった青いカッターマットがつい先日、寿命を迎えてしまいました。 彼はよく頑張ってくれました。後で額に入れて称えよう、うん。 そして2代目がやってきました。初仕事はきっと飯田でですね。彼の使い心地はいかほどなんだろうか。 ところで、自分は今夜のバスでいよいよ飯田に旅立とうとしているわけなのですが、来ましたね、台風13号。 いいだMTに続き、またも台風を引き寄せてしまいました。 自分はそういう星の元に生まれてしまったのか、はたまたそういう力を持っているのか。 バス出るんですかね。神のみぞ知る。 自分が無事に飯田市に(あるいは公民館に)たどり着けるかは、こうご期待ということで…。 ちなみに自分はまだテストが残っていたりするんですね、ええ。 でもこれさえ終われば、いよいよ夏休みです。 そう思っていた時期が自分にもありました。 もうしばらくテキスト見なくていいと思っていました。けれども、まだ戦いは終わっていませんでした。 そう、目の前に立ちふさがったのは、講座のべn(ここでブログは途切れている。)