スキップしてメイン コンテンツに移動

人形劇鑑賞カレンダー 2020年1月〜2月

本日ブログを書くのは2回目な宴です。つまり、この記事は1時間超かけて一回書いた原稿が消し飛んでしまい泣きながら再作成しています。
あるある事故すぎてなんのネタにもならないしもうこれ以上触れませんが、みんなBloggerのAndroidアプリは絶対信頼したらあかん!!下書きに自動保存されてるような気するけどされてないからな!!💢

- - - -


さて、突然ですが今回は、2020年1月〜2月に関東(首都圏)近辺で開催の人形劇公演の情報をご紹介します。

人形劇団ノイでは、各自が見つけた人形劇の鑑賞情報を週例ミーティングや団内チャットで共有しており、ビビっときた人がいればその公演を見に行くために鑑賞案件が立つ、というふうな仕組みがあります。ご紹介するのはこの、ノイ内部で集まった鑑賞情報(の一部)です。


せっかく集めたし……という気持ちでまとめるものなので、ノイ団員の気になったものしか載ってなかったり、ものによって情報量の多寡があったりしますが、何かのお役に立てれば幸いです。追加や修正の情報もお待ちしています🙋‍♂️

◯ 公演情報・ポスター画像・写真などは全て、各項目リンク先の公演・作品ページより引用したものです。
◯ お問い合わせは各公演の主催者をご確認の上お願いいたします。

- - - -


◯ 1/17-19 人形劇団ひとみ座「うろんな客・むしのほん」

川崎市アートセンター アルテリオ小劇場

現在開催中の公演。2018年に上演された作品を改作しての再演です。
前回はノイも上演・制作を見せていただく機会がありました。道具を含めた舞台全体において、原作となるエドワード・ゴーリーの絵本のビジュアル的再現度はみごと。ちょこまか動き回る棒遣い人形の精巧さに感嘆する一方で、開演前〜終演後を通じて一切遣い手の姿が見えない演出が、物語のどこか不気味な雰囲気と相まって独特な味わいを支えていたように感じました。


主に中高生〜おとな対象の作品と思われます。19日の当日券は完売。他の回も枚数が少なくなっている場合があるようなので、お出かけ前に劇団Twitter(@hitomiza)をチェックするのが良さそうです。


- - - -


◯ 1/26 よろず劇場とんがらし「まいごのおまわりさん」
芸能花伝舎 一年一組(新宿)



人形劇のみならず、腹話術やマジックを交えた作品を作るなりたりょうじさんによる一人芝居。だいぶ前にはなりますが宴は個人的になりたさんのお芝居を見たことがあり、次々鮮やかに繰り出されるパフォーマンスに目を奪われた記憶があります。

幼児〜小学生対象ですが、幅広く複合的な、そして明るい舞台作品に興味のある方はぜひ。なお会場は全国専門人形劇団協議会(全人協)の運営するパペットシアターです。(恥ずかしながら今回存在を初めて知りました……)

- - - -

◯ 1/31,2/4,5,18,20,3/3 人形劇団プーク「12の月のたき火」
都内各地


12の月のたき火 *春にはイチゴ、夏にはリンゴ、秋にはキノコを狩りに・・・ 働くことが大好きなマルーシャに、冬の森へイチゴを採りに行かせる欲に眩んだ母と姉、そんなマルーシャを助けてくれたのは12月の精たちでした。 


1975年から毎年年末に上演されること連続44回目、超ロングラン作品の公演。スロバキアの民話をベースにしているそうです。
団体鑑賞のため「いつもの公演とは少し違うことをご了承ください」(劇団HP)とのことですが、チケット購入は一般公演と変わらず可能です。公演地は劇団HPを参照。一部すでに満席となった会場もあるそうです。

- - - -

◯ 2/2 人形劇団むすび座「オズのまほうつかい」

東村山市中央公民館 ホール



名古屋のむすび座さん、大型人形劇作品の再新作。劇団主催公演を経ていよいよ公演回数も増えてくるのでしょうか……?劇団HPのパンフレットの写真たちや、Facebookに掲載されている制作過程も必見です。楽しそう。
大型の人形を最大3人で遣うダイナミックな舞台はむすび座ならでは。小学生向けとありますが、おとなでも同じくらい楽しめます!

東村山こども劇場」さんの主催なので問い合わせはそちらに投げると良さそうですが、劇場さんによっては会員外へのチケット販売を行っていない場合もあります(今回はノイでは未調査)のでご注意ください。→http://www.hmy-kogeki.com/appreciation2019.html


- - - -

◯ 2/5-9 糸操り人形一糸座「おんにょろ盛衰記」

座・高円寺1(東京都杉並区)
https://www.isshiza.com/blank-12



寛永から続く糸操りの技術を引き継ぐ一糸座さんの最新作。古典演目はもちろんのこと、近代の演出家・作家とも積極的に制作に取り組み、様々な作品を生み出しています。今回の作品でも人形遣い・京劇・義太夫・三味線・鳴り物と、なにやら見応えのありそうなスケール感が伝わってきます。気になります。

制作・稽古風景が一糸座Twitterで次々と公開されている他、最近はなんとTikTokへの投稿もスタートしている模様。このあたりのオンラインでの広報もぜひご覧ください。

- - - -


◯ 2/28-3/22 若葉町ウォーフ春の人形劇まつり

若葉町ウォーフ(横浜)


横浜にある劇場、若葉町ウォーフの主催する公演シリーズ。4劇団5作品のラインナップがありますが、どれも一味違う凝った作品揃いで期待が高まります。通の方にはもちろん、まだ低年齢向け作品しか見たことがない人にもお勧めしたい企画です。


- ペーパームーン・パペット・シアター(インドネシア)
2/28-3/1




- 劇団ドクトペッパズ「うしのし」
3/14-15 




- 人形劇団ココン
--「糸による奇妙な夜」3/19
--「マリオネットの小さな作品集」3/20





- オトノハ「はまべのうた」
3/21-22




ちなみに、上演ラインナップのうち2劇団はノイでも鑑賞歴があります。
「うしのし」は2018年のいいだ人形劇フェスタで鑑賞しました。人形に比して驚くほど広い舞台を俯瞰するようにして観る作品で、色や音が綺麗で美しい舞台でした。
人形劇団ココンさんも、同じく2018年いいだで、ITOプロジェクト「高丘親王航海記」の美術・操演で鑑賞。精巧なカラクリや表現の手法が大変素敵な作品を作られています。

- - - -

以上、1月〜2月に開始の公演情報でした。気になる作品があったら、主催の劇団・団体・劇場などにお問い合わせの上、ぜひ足を運んでみてください。
また本記事が何かのお役に立ちましたら、SNSなどで拡散いただけると喜びます🎉ご意見・ご感想もお待ちしております。


最後までお読みいただきありがとうございました。次回の更新もお楽しみに!宴でした!



コメント

このブログの人気の投稿

富士山アネットー不憫ー

14日に体芸中央棟で行われたパフォーマンスを私も手伝っていたのですが、 そこでは3月のコンポタ「さよならワンダーランド」で“チョコレイト”に 出演していただいた石山優太さんも手伝っていらっしゃって、 打ち上げでとっても素敵なチラシ(?)をいただいたので、 皆さんにも宣伝しようと思います。 なんとビニールバックに公演情報など印刷されたものがチラシがわりでした。 サイズはA3くらいで、私もそんなチラシは初めて見たので感激しました! 城さんから話を伺ったところでは、演劇っぽいダンス?だそうです。 ストーリーはあるのだけれど、セリフはなくて、全部動きで表現しているんだそうです。 会場は下北沢のザ・スズナリです。すごいですね。 以下詳細です。 「不憫」 作・演出・振付 長谷川 寧 病院という施設内、其処に居る数々の不憫な人間が、 その肉体を必要に駆られて変えて行く様は、まるで人間の進化。 ●日時 2008.12.26(金)ー29(月) 26     20:00 27 15:00 19:30 28 15:00 19:30 29 14:00 18:00 開場は開演の30分前、受付は1時間前 ●チケット(日時・全席指定) 早割 2500円(振込・11/20まで) 前売 2800円 当日 3000円 学生 2500円(前売当日共・要学生証) 団体 7800円(3名・要予約) ●会場 下北沢ザ・スズナリ 小田急線・京王井の頭線下北沢駅、南口徒歩5分 富士山アネット プレゼンツ 代表の長谷川さんは、パパタラにも参加してるみたいですよ。 http://fanette.fc2web.com/ 宇宙

HP完成!

なんとか第一段階完成しました! 完成したといってもデスクトップで見ると散漫な感じなっていたり、 各ページのメインの画像の位置がずれているように感じるかもしれません。 言い訳をさせてもらうとデスクトップのサイズに合わせるとノートパソコンで 見たときにかなりおかしくなるからです。僕の技術ではどうにもできませんでした。 自分で作ったHPはかわいくて仕方ないので今回HPの作成でのスペシャルサンクスを勝手に挙げようと思います. ①詳解 HTML&CSS&JavaScript辞典  体芸図書館のすばらしい分厚い本です。  今回作ったページくらいのものならこれを見れば手打ちで簡単に作れると思います。  いままではHPを作るのはとても難しいと思っていたのでHPを作れる人をやたら尊敬していましたが、、  実際自分で作ってみると意外と簡単だとわかりました。  誕生日会にチーズケーキを作ってくる人を尊敬してはいけないのと同じことですね。 ②宇宙さん  宇宙さんがアップしていたGmail+ブログの写真・ポスター・イラストを使いまくりました。  とくにトップページにした新歓のときのイラストがあったのは助かりました。 ③ぐるぐるさん  無料Webスペースの登録にミスってせっかくのID「neu」を使えなくしてしまった僕の代わりにID「neuneu」で登録しなおしていただきました。  (一人につき一個しかIDは発行されません)  アドレスが「neuneu」とくどくなっているのはこのためです。 ④バイト先のKさん  筑波大の無料Webスペースの存在を教えていただきました。 ⑤喜多村さんのHP  初期の頃HTMLの書き方を参考にさせていただきました。 Googleにひっかかるようになるには検索ロボットが巡回してくるのを待つのでもう少し先らしいです。 あとはphotogallaryをつくることが残っていますが、ノイ関係者ならGmailでみたほうが断然良いと思うのでたぶん放置します。 人形紹介はちゃんと更新していきます。 Φ’s

舞台裏に魅せられて:作品を支える機材&取り組み

壊れていた自転車のチェーンカバーがついに直りました。宴です。 1年から乗り続けて4年目に突入した宴's チャリですが、つくば-東京を往復したり山登りをしたりで走行距離をガンガン伸ばしており、あちこち修理を重ねて現在に至っています。 卒業まで最低でもあと1年は乗る予定です。もう少し頑張ってくれ…… さて今回のブログ、ノイの 機材や道具に隠された秘密 をご紹介したいと思います。 学内外を問わずあちこちを飛び回って公演をしているノイですが、筑波大の劇団サークルとしては最も小さい団体です。 舞台設営や上演に使う道具を改良し続け、少ない人数でも公演が打てるよう様々な取り組みをしています。 【舞台設営】 筑波大の演劇サークルで唯一、学外でも公演をするノイ。舞台は全て持ち運んで、あっという間に組み上げられます💪 どんな場所での上演でも、妥協のない舞台をお届けするのがモットーです。普段はお目にかからない設営風景をどうぞ! #ノイ新歓2020 pic.twitter.com/9QMENcY8s9 — 筑波大学 人形劇団NEU / Puppetry Troupe NEU (@tsukuba_neu) May 6, 2020 この記事を書いている宴(情報メディア創成学類4年)は、何を隠そう 機材や道具が大好きで、メンテナンスや改造をしまくってきた張本人 です。個人視点でなにを書いてもいいって言われた(言われてない)ので、今回はちょっとコアな内容でお届けします!わあい! 【目次】 【もっと速く簡単に】舞台装置 【より綺麗に、より手軽に】音響・照明 ホールの環境に近い照明 オペレータの人数削減 まとめ <ちなみに>やっぱりすごいプロの技 【もっと速く簡単に】舞台装置 劇団系サークルの多くが単管と木板で組まれた舞台を作るなかで、 大量の幕でできたノイの舞台 はある意味特徴的です。背景となる大きな幕(大黒)や、役者を隠す袖幕などを並べます。 「おとしもの」より(@筑波大学中央図書館 / 2019) 「Compass」より(@学内教室 / 2020) この幕は、かつてはプラスチックの軽量パイプを組み合わせて作っていましたが、いくつか短所がありました。 (枠が歪むので) 寝か...