つくばっくしたら稽古入りかと思ってたのですが、これは大変まずいやつなのでは……?頑張って早急な復帰を目指します。
さて本日は、Twitterでもちょっとご報告していた愛知に行ってきた話です。
目的地はこちら!名古屋にあるプロの人形劇団「むすび座」の拠点で開催されている、愛知学生人形劇連盟(APAS)の合宿にお邪魔しています。今回が初の参加ですが、むすび座&愛知の学生劇団の人々が優しくて優しくて、ノイ団員は涙が出そうです。今夜はむすび座の稽古場に泊めていただきます…! pic.twitter.com/AOfbDw0K3x
— 筑波大学 人形劇団NEU (@tsukuba_neu) 2019年3月2日
先週の土日、3/2〜3の日程で「愛知学生人形劇連盟(APAS)」さんの合宿に参加してきました!会場はなんと、夏のいいだ人形劇フェスタでお世話になっている人形劇団むすび座さんの本部!ノイ、茨城から愛知へ突然の大移動です。
参加のきっかけは、去年のいいだ学生交流公演の懇親会。公演の運営や演出指導で来てくださっていたむすび座&APASの某スタッフさんからお誘いいただき、ノイが「行きたいです!!」と即答したのが、今回晴れて実現しました。
「愛知学生人形劇連盟」なので、参加団体は当然愛知の面々ばかり。愛知の団体さんが30人程いらっしゃるのに対し、愛知以外はノイからの4名と、こちらも普段お世話になっている文教大学の「子どもといっしょ Wonder Kids」のすいかさんの計5名だけです。関東からの突然の殴り込みのような光景……。
そんなこんなで行ってきました愛知。合宿中の企画の様子をご覧ください。
1日目:団体上演&合評会→晩ごはん

参加団体のうち3劇団が20分ほどの作品を上演し、上演後に観客の他団体を交えて意見・感想を交換する合評会。
演じる側のレベルもさることながら、観る側の意見もかなりハイスペックなもの。学生からも演出や表現に関して様々な意見が飛びます。さらに、客席後方からはむすび座のみなさんからのアドバイスも……!
今回ノイは持ち込める作品がなく「観る専」としての参加でしたが、個人的には手ぶらで来たのをめちゃめちゃ後悔しました。つくばの劇団系をはじめ、ノイが普段関わるコミュニティでは合評会の文化がなく、劇団外から専門性の高い意見をもらえることはあまりありません。こういう場、とても貴重なのです……また機会があればぜひとも何か持ち込みたい。次回(もしあれば)は必ず、と思った宴でした。

むすび座:林さんの遣う「父」の人形。周りのビール缶や食器が絶妙に似合うのがおもしろい()

むすび座:飯田さんに教えてもらいながら、主人公「美津江」の人形を操作させてもらうノイ:やまびこ
「父と暮せば」はむすび座の大人向け作品。井上ひさしの戯曲が原作になっており、小さな手遣い人形を用いる、遣い手と語り手が分離されている、など特徴のある作品です。
昨年夏に宴が演出を務めたノイの作品「おとしもの」はこの「父と暮せば」に影響を受けており、大変恥ずかしいのですが、人形の構造や演出に似通った点が多数あります。もちろん近くで人形を見るのは初めて。自分で操作してみると、めっちゃ使いやすい……自分たちの作ったのとは全然違う(当たり前)……すご……。
人形以外にも、むすび座のキャストさんたちから様々なお話を伺うことができました。作品にまつわる細かな疑問に答えていただいたり。ノイがちょくちょく持つ、演じる側の悩みについても意見していただいたり。こちらも貴重な時間でした。

むすび座Webに載っている写真を見ながら「あ、この場面は自分はここにいる」「私はこのキャラクターを遣ってる」とわいわいするむすび座のみなさん。舞台上では見れないワンシーンでした
※この後も、ものすごい夜更かしをして人形劇談義が続きました
2日目:ワークショップ

6人の班に分かれてスタート。使うのは……タオル?
各自が持参したタオルを組み合わせ、輪ゴムで固定して人形が完成。3人で1体の人形を持っていざ練習開始です。
「歩く動き」「階段を登る動き」「スキップする動き」など、段階を踏んで動きを複雑にしていきます。気を抜くと人形の姿勢が崩れてしまう……むずかしい……でも楽しい!

タオル人形を歩かせる参加者たち。さすがは普段から人形劇をしている人たち、少したつとわりとそれっぽい動きが見え始めました
わいわい言いながら動きの練習をこなしてひと段落したところで、講師の大野さんから「では2体の人形でなにか寸劇をやってみましょう」とのお言葉。制作にかける時間は30分ほどで、セリフは作らず、ひたすら動きに集中!最後に各班が全員の前で発表をして終了です。
発表中のワンシーン。右の人形の足遣いはノイの水田です。
たった2体の人形に6名もの役者がつく様子は圧巻。各班ともに無事発表を終え、ワークショップもお開きとなりました。
APAS合宿はここで全企画が終了、参加団体もそれぞれ解散します。が、ノイはそのままむすび座に居座り、いろんな人形や道具を見せていただくことに。案内をしてくださったのは、むすび座といえばこの人:ノイOBで現むすび座役者のらくがき(高光)先輩と、共にむすび座ツイッターの運用を担当する伊藤さんです。

「ピノキオ」のピノキオと、「アラビアンナイト」の剣士ターヒル。ターヒルは実際の公演ではらくがき先輩が演じる役です

上記両作品の演出も務める大野さんから「2人使いの人形をバク転させる方法」を教わるノイのディーゼル。目から鱗な技でした
工房や材料置き場も案内していただきました。途中でむすび座Instagramへのデビューも()
お昼で解散したはずが、結局ノイだけ夕方近くまでむすび座に居残っていました。


というわけで、愛知まで行ってきたAPAS合宿はこんな感じでした!(大変長い記事になってしまった……)
長らくお世話になっているむすび座さんの仕事場へお邪魔し、全く初めての学生の人たちと交流する、とっても中身の濃い体験となりました。
学外への進出を強気に続けるノイらしくて良いですね。また次回はあるのだろうか。あるといいなあ。
APASのみなさま、人形劇団むすび座のみなさま、ありがとうございました!
最後までお読みいただきありがとうございました。次回の更新もお楽しみに!宴でした〜
バク転のやり方…興味深いです!
返信削除@胃腸薬先輩
返信削除言葉で説明するのは難しいのですが、記事中の写真の状態から
①遣い手が背中合わせになりながら人形に頭上を飛び越えさせ、
②そのまま頭が下になった人形が地面に手をつき、
③今度は遣い手が向かい合うようにしてさらに奥方向へ人形を飛び越えさせ、
④頭が上になった人形が地面に足をつく
というのでうまく行くそうです……!(写真や映像出しちゃって大丈夫かどうか微妙なので、何かでお会いした際にこっそり聞いていただければ……!)
(宴)
むすび座伊藤がこのblogに大興奮していましたよ(笑)
返信削除また遊びに来てね~
@らくがき先輩
返信削除ありがとうございます〜!よかったです……伊藤さんにもよろしくお伝えください……🙇♂️(宴)